屋外看板には点検義務がある? 袖看板や壁面看板のメンテナンスについて紹介
コラム 2023.6.23
屋外看板は、目立つことでお店や企業のイメージを高める一方で、その管理には特別な注意が必要です。
なぜなら、看板は「建築物」の一部とみなされ、法律により定期的な点検が義務付けられているからです。この屋外看板の点検義務は、看板の安全性を確保し、事故を未然に防ぐための重要な措置です。
しかし、具体的にどのような点検が必要なのか、また、その頻度や方法はどのようにすべきなのか、多くの企業オーナーや店舗経営者にとっては不明確な点も多いはずです。
この記事では、そんな看板メンテナンスにまつわる疑問に明確な答えをお伝えします。袖看板や壁面看板の点検義務を中心に、効果的なメンテナンスのポイントや実施すべき頻度、その方法などを詳しく解説します。
看板の管理に頭を悩ませている皆様は、ぜひ最後までお読みください。
屋外看板には点検義務がある?
自治体によっては点検の義務がある
屋外看板の点検については、自治体ごとに差があります。
特に埼玉県や横浜市、島根県といった地域では、2022年から点検が義務化されました。これは、看板の安全管理をより一層重視する動きの一環であり、適切なメンテナンスを行うことで、看板が事故を引き起こすリスクを最小限に抑えることが可能となります。
お住まいの地域で具体的な規制や法令がどうなっているか確認することも、安全に看板を運用するためには欠かせません。
点検義務はなくとも安全管理を行う必要性
点検が法的に義務化されていない地域であっても、看板の安全管理は適切に行うべきです。
なぜなら、看板やその他の広告物の安全管理義務は、広告主や所有者に課せられているからです。これを怠った場合、最大で30万円の罰金が課される可能性があります。金額だけでなく、看板からの事故は店舗や企業の信頼を失う結果となり得ます。
義務がないからといって安全管理を怠ることなく、適切なメンテナンスと点検を心がけましょう。
屋外広告物とは?
屋外広告物とは、広告塔や広告板、壁面広告、ファサード広告、自立型の広告、貼り紙、懸垂幕などのことで、様々な形状や大きさがあります。そして、それらはすべて、特定の人ではなく不特定多数に対して情報を伝えるために設置されています。
屋外広告物は、日常的に点検を行うことが求められます。さらに、専門家による定期的な点検や、大きな自然災害の後に実施する臨時点検も重要となります。この点検対象となる広告物だけでなく、点検の内容や形式も地方自治体によって様々です。特に大型の広告物については、資格を持つ専門家による点検が求められる場合があります。
基礎部や上部構造、支持部、取付部、広告板や文字、さらに照明装置などが主な点検箇所となります。一見単純に見える屋外広告物も、しっかりとしたメンテナンスと管理が必要となるのです。
屋外の看板の点検すべき項目は?
所有者や管理者ができるチェック
アクリルにヒビや外れそうな部分はないか
アクリル製の看板の管理者や所有者は、定期的にヒビ割れや取り付け部分のゆるみをチェックすべきです。時間の経過とともにアクリルにヒビが入ることがあり、それが続くと看板が外れるリスクがあります。早期に補修することで、より長く安全に使えます。
金属部にサビは出ていないか
屋外看板の金属部分にサビが出ていないか定期的に目視で確認しましょう。サビは金属の強度を弱め、結果的に看板の寿命を縮めます。早めにサビ止めを塗る等の対策が望ましいです。
がたつきや傾きはないか
地震や風による影響で、看板が揺れたり傾いたりすることがあります。適切な位置に戻して、安全に使用するために定期的な確認を行いましょう。
照明は点灯しているか
看板の照明が正常に点灯しているかも確認が必要です。万が一照明が点かない場合、電球の交換や配線のチェックが必要となります。
専門業者に点検してもらうべき箇所
溶接部や構造体の状態
専門業者には、看板の溶接部や構造体の状態の確認をお願いしましょう。これらの部分は素人がチェックするには難しく、専門的な知識が必要となります。
ボルトは緩んでいないか
ボルトが緩んでいないかのチェックも専門業者に依頼しましょう。緩んだボルトが原因で看板が倒れる事故もあるため、定期的な締め直しと確認が大切です。
電気配線の状態
電気配線は経年劣化やネズミなどによる被害を受ける可能性があります。専門業者に定期的に点検してもらい、早期のトラブル防止に努めましょう。
コーキングの状態
コーキング材も経年劣化します。不適切な状態だと雨漏りの原因となるため、専門業者に定期的な点検とメンテナンスをお願いすることをおすすめします。
屋外看板の点検を依頼するならロープアクセス工法がおすすめ
ロープアクセスとは?
ロープアクセスとは、主に高所作業の一環として使用される技術です。
基本的に足場の必要がなく、隙間のない壁面や狭い空間でも対応可能なため、従来の方法では難しい場所でも安全に作業を行うことができます。また、隣の土地への一時的な侵入を避けることができるため、時間とコストの面でもメリットが大きいのです。
ロープアクセスのメリット
コストが低い
通常の高所作業では、足場の設置や解体にかかるコストが無視できません。しかし、ロープアクセスならこれらの費用が発生せず、全体の施工費用を大幅に削減することが可能です。
また、ゴンドラや高所作業車を使用する場合に比べても、ロープアクセスは一般的にコストが低く抑えられます。
スピーディな施工
足場を設置する方法では、施工時間以外にも足場の設置や解体に時間がかかります。それに対して、ロープアクセスではそのような時間が不要なため、全体の施工期間を大幅に短縮できます。
特に、短期間で終えるべき工事の際には、足場にかかる時間をカットすることでより効率的に作業を進めることができます。
安全性も十分
ロープ一本で高所作業を行うロープアクセスは、見た目は少々危険に感じるかもしれませんが、実際はそのようなことはありません。
欧米では安全性が認められ、高所作業の主流となっています。日本でも大手建設会社や公共事業で利用されるようになり、作業員の安全をしっかりと考慮した作業方法として確立されています。信頼できる作業員が安全性を考慮して作業を進めるため、ロープアクセスは足場を使用する方法と比較しても同等、あるいはそれ以上の安全性があるのです。
屋外看板の点検ならユニースにお任せください
屋外看板は、定期的に点検を行う必要があります。
ユニースはロープアクセスという斬新な技術を活用し、お客様に高品質なサービスを提供しています。特に屋外看板の点検は専門性を要する作業であり、安全に確実に行うためには、経験豊富な職人の技術が必要です。当社はそういった技術力を持つ職人が在籍しており、看板の点検を安全かつ確実に行います。
さらに、ユニースでは高品質なサービスをリーズナブルな価格で提供しています。
安全で確実な屋外看板の点検なら、ぜひユニースにお任せください。