鉄筋コンクリート造の雨漏りは放置厳禁!RC造の弱点が雨漏りである理由とは?

   

コラム

鉄筋コンクリート造の建物は、その堅固さで知られ、多くの建築物に採用されています。しかし、その耐久性の背後には雨漏りという潜在的なリスクがあり、注意が必要です。

 

特に、雨漏りの放置は鉄筋の腐食を引き起こし、最悪の場合、建物の構造的強度を著しく低下させることに繋がりかねません。

 

この記事では、雨漏りが鉄筋コンクリート造の弱点である理由と放置するリスクについて詳しく解説していきます。

鉄筋コンクリート造は雨漏りの放置に注意!

鉄筋コンクリート造の建物は、その堅牢さから多くの建築物に採用されています。

 

しかし、その強さの裏には、雨漏りを放置することによるリスクが潜んでおり注意が必要です。

コンクリートの雨漏り放置は爆裂に繋がる危険性

鉄筋コンクリート造の建物で雨漏りを見つけた場合、その放置は大きなリスクを伴います。雨水が建物内部に侵入し、鉄筋に到達することで、鉄筋は徐々に錆び、その結果、建物の強度が低下します。

 

さらに、錆びた鉄筋が膨張することでコンクリートを内側から圧迫し、最終的には爆裂という深刻な損傷を引き起こす可能性があります。この過程は、一旦始まると修復が難しく、建物の安全性に直接影響します。

コンクリートの爆裂とは?

爆裂は、鉄筋コンクリート造の建物において、雨漏りによる水分が鉄筋に到達し、錆びさせることで発生します。錆びた鉄筋は膨張し、その圧力でコンクリートを内側から押し広げ、最終的には破裂させる現象です。

 

このような状態が進行すると、建物の外観だけでなく、構造的な安全性にも影響を及ぼします。また、コンクリート片が落下する危険性もあり、人身事故に繋がることも考えられます。

鉄筋コンクリート造が雨漏りを起こす原因とは?

鉄筋コンクリート造の建物は、その耐久性と強度から多くの建築物に採用されています。しかし、いくつかの原因により雨漏りが発生することがあり、その放置は建物の損傷を深刻化させる恐れがあります。

 

ここでは、雨漏りの主な原因を探り、その対策について考えていきます。

屋根の防水層の劣化

鉄筋コンクリート造の建物では、しばしばフラットな陸屋根が採用され、その防水層の劣化が雨漏りの主要な原因となります。時間の経過とともに、防水層は紫外線や温度変化により徐々に劣化し、微細な亀裂が発生します。

 

これらの亀裂から雨水が侵入し、建物内部へと漏れていくのです。放置することで、上階から始まる雨漏りが下階へと影響を及ぼし、修復が困難な状態に陥ります。

外壁のクラック

外壁に発生したクラックも、鉄筋コンクリート造の建物で雨漏りが発生する一般的な原因です。外壁の材質にかかわらず、時間の経過による物理的な損傷や環境因子が原因でクラックが生じることがあります。

 

特に、陸屋根のない建物では外壁への雨水の影響が大きく、劣化が早まります。このようなクラックから雨水が侵入し、内部へと漏れ出してしまうため、定期的な点検と修復が必要になります。

バルコニーやベランダの劣化

バルコニーやベランダの防水層の劣化は、雨漏りの一般的な原因となります。これらの外部空間は、建物の設計上、雨水が直接当たりやすい位置にあります。そのため、防水層が他の部分よりも早く劣化する傾向にあります。

 

防水層が劣化すると、微細な亀裂や穴が開き、そこから雨水が侵入しやすくなります。このような状態が放置されると、水分が建物内部に浸透し、鉄筋コンクリートの損傷を引き起こします。

窓サッシのシーリングの劣化

窓サッシ周辺のシーリング材は、経年劣化や外部からの物理的なダメージにより、その性能が低下します。 劣化したシーリング材は、本来の柔軟性を失い、ひび割れや剥がれが生じやすくなります。

 

これにより、微細な隙間が発生し、そこから雨水が建物内部に侵入することがあります。また、温度変化による収縮と膨張を繰り返すことで、シーリング材と窓枠との接着が弱まり、雨水の浸入経路ができることもあります。

水回りの漏水

水回りからの漏水も、鉄筋コンクリート造の建物で雨漏りを引き起こす原因となり得ます。特に、キッチンや浴室、洗面所などの配管からの漏水は、建物内部への水の侵入を引き起こし、鉄筋の錆びや腐食を招きます。

 

水回りの漏水を放置すると、建物の耐久性が低下し、大規模な修復が必要になることもあります。水回りの定期的な点検とメンテナンスが、雨漏りを防ぐ上で非常に重要です。

強度の高い鉄筋コンクリート造の弱点は雨漏り

鉄筋コンクリート造は、その強度と耐久性で知られる建築技術ですが、雨漏りがその弱点となり得ます。この構造は、圧縮力には強いが引っ張り力には弱いコンクリートと、その逆の特性を持つ鉄筋を組み合わせています。その強固な組み合わせも、雨漏りが発生すると鉄筋が錆びることで、その長所を一気に失います。

 

鉄筋の錆びは、コンクリートの膨張と剥離を引き起こし、最終的には建物の構造的強度を著しく低下させる可能性があります。施工後にコンクリートが鉄筋をアルカリ性で保護しているため、初めは問題ないように見えますが、雨漏りを放置することで内部に水が侵入し、鉄筋を錆びさせてしまうのです。一度発生した錆びは簡単には修復できず、建物の修理やメンテナンスを困難にします。

爆裂以外にも雨漏りを放置するリスク

雨漏りは見た目の問題だけでなく、放置することでさまざまなリスクを生じさせます。特に鉄筋コンクリート造の建物では、その影響は深刻です。

 

以下では、雨漏りによる具体的なリスクを解説します。

漏電による火災のリスク

雨漏りが原因で建物内部の配線に水が侵入し、漏電が発生することがあります。漏電は家電の故障や感電事故を引き起こすだけでなく、火災のリスクも高めます。特に鉄筋コンクリート造の建物では、コンセントボックスや分電盤が濡れてしまうと、発熱により出火する可能性があります。

 

雨の日に電気のトラブルが頻発する場合は、雨漏りによる漏電を疑うべきです。このような状態を放置することは、大きな危険を招くことになりかねません。

カビによる健康被害のリスク

雨漏りによる湿気は、カビの成長に適した環境を作り出します。カビが増えると、アレルギー性鼻炎やアトピーなどのアレルギー症状を引き起こすことがあります。さらに、夏型過敏症性肺炎のような重症の疾患に進行するリスクもあります。

 

鉄筋コンクリート造の建物で雨漏りを放置すると、高温多湿の環境が形成され、カビが急速に成長します。その結果、水虫などの皮膚感染症を引き起こすこともあるのです。

鉄筋コンクリート造の雨漏りを防ぐにはどうすべきか?

鉄筋コンクリート造の建物は、その構造上、雨漏りが少ないと思われがちですが、適切なケアを怠ると雨漏りのリスクが高まります。

 

ここでは、雨漏りを防ぐための具体的な対策を紹介します。

外壁塗装など定期的なメンテナンス

鉄筋コンクリート造の建物でも、外壁塗装などの定期的なメンテナンスが重要です。外壁の劣化や損傷を放置すると、雨水が建物内部に浸入し、雨漏りの原因となります。また、鉄筋コンクリートの劣化は目に見えにくいため、定期的な点検が必要です。

 

外壁塗装は、建物の美観を保つだけでなく、雨漏り防止にも効果的です。専門家による定期的なメンテナンスで、鉄筋コンクリート造の雨漏りを未然に防ぎましょう。

ひび割れなどの早めの補修

鉄筋コンクリート造の建物において、ひび割れは雨漏りの直接的な原因となり得ます。ひび割れを放置しておくと、そこから雨水が侵入し、内部の鉄筋にまで影響を及ぼすことがあります。早期に発見し、適切な補修を行うことが、雨漏りを防ぐ上で非常に重要です。

 

補修作業は、専門の業者に依頼することで、根本的な解決が期待できます。また、定期的な点検を通じて、小さなひび割れも見逃さないようにすることが大切です。

雨漏り調査や補修ならロープアクセスのユニースにお任せください!

雨漏りは建物の健康を脅かす深刻な問題です。特に鉄筋コンクリート造の建物では、放置することで構造自体に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

ユニースでは、ロープアクセス技術を駆使して、雨漏りの調査や補修を迅速かつ効率的に行います。

ユニースはロープアクセスで雨漏り調査や補修を行います

ユニースでは、足場を組まずにロープアクセス技術を用いて外壁の調査を行います。この無足場工法は、鉄筋コンクリート造の建物における雨漏りの調査や補修に最適です。放置すれば建物の寿命を縮める雨漏りも、ユニースなら迅速に対応可能です。

 

ロープアクセスなら、高層ビルやマンションなど、高所作業が必要な場合でも安全かつ効率的に作業を進められます。経験豊富なスタッフが、雨漏りの原因を的確に特定し、適切な補修方法を提案します。

ロープアクセスの魅力

コストが低い

ロープアクセスは、従来の足場を組む方法に比べてコストを大幅に削減できます。鉄筋コンクリート造の建物の雨漏り調査や補修において、コスト削減は大きなメリットです。足場の設置や撤去にかかる費用と時間を節約できます。

 

この方法により、雨漏りの問題を放置せずに、迅速かつ経済的に対処することが可能です。ユニースでは、このコストパフォーマンスの良さを活かして、お客様に最適なサービスを提供しています。

工期が短い

ロープアクセスを利用することで、工期を大幅に短縮できます。鉄筋コンクリート造の建物における雨漏りの調査や補修作業を迅速に行うことができます。足場の設置や撤去にかかる時間が不要になるため、作業効率が大幅に向上します。

 

短期間での作業完了は、建物の利用者にとっても大きな利点です。ユニースでは、このスピード感をもって、雨漏り問題の解決に取り組んでいます。

防犯性が高い

ロープアクセスを使用することで、建物外壁のどの部分にも容易にアクセスできるため、不審者が利用する隙間がほとんどありません。

 

これは、特に鉄筋コンクリート造の大型建物において、雨漏り調査や補修作業中の防犯性を高めるという点で大きな利点となります。安全性とセキュリティの両面で、放置することなく、信頼して作業を任せられます。

雨漏り調査や補修ならユニースにご相談ください

この記事では、鉄筋コンクリート造の建物が雨漏りに弱い理由と、放置することで起こり得るリスク、そして雨漏りを防ぐにはどうすればいいか解説しました。

 

鉄筋コンクリート造の建物の雨漏りは、放置することで建物の構造に深刻な損傷を与えかねません。ユニースでは、ロープアクセス技術を駆使し、雨漏りの早期発見と対策に努めています。

 

コスト削減、工期の短縮、そして防犯性の向上を実現するユニースに、雨漏りの調査や補修をお任せいただければ、安心して建物を守ることができます。

 

雨漏り調査や補修なら、ユニースにご相談ください。