タイル浮き補修の費用や方法を紹介 費用を抑えて調査・補修する方法

   

コラム, 外壁タイル調査, 外壁修繕

タイルが浮いてしまったなんて、見た目にも機能にも影響が出るので悩みますよね。そんな時、多くの人が考えるのが「補修にどれだけの費用がかかるの?」という疑問です。

この記事では、タイル浮き補修の費用や方法について徹底的に解説します。費用を抑えつつ、効率的な調査と補修の手順をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事を読めば、費用と時間を最小限に抑えつつ、タイル浮き補修をする方法を知ることができますよ。

タイル浮きの補修にかかる費用はどれくらい?

タイル浮きの補修にかかる費用について解説していきます。

一般的なタイル浮き補修の費用

タイル浮き補修の費用は場所や状況によりますが、1箇所あたり500円から900円程度が目安です。

通常の補修方法では、タイル表面からエポキシ樹脂を内部に注入し、タイルを固定します。具体的には、タイル間の目地(隙間)にドリルで穴を開け、その内部にエポキシ樹脂を導入。その後、開けた穴にアンカーピンを差し込んで固定し、最後に同じ色のエポキシ樹脂でピンを覆います。

この工程を終えた後、エポキシ樹脂がしっかり乾燥するまで最低1日以上の養生期間が必要です。

多くの場合、足場の設置も必要なため、その費用も加算される点に注意が必要です。

費用を抑えるならロープアクセスがおすすめ

費用をなるべく控えたい場合、ロープアクセスがおすすめです。

この方法では足場の設置費用が省けるため、全体のコストが抑えられます。通常の足場設置に比べてロープアクセスは素早く作業ができるのも嬉しいポイントです。高所作業が必要な場合や狭い場所でも、専門の技術者がロープを使って安全に補修作業を行います。

ただし、ロープアクセスは作業員のスキルが求められる技術なので、信頼できる業者を選ぶことが重要です。

タイルが浮いてしまう原因

タイルが浮いてしまう原因を、4つお伝えします。

経年劣化

タイルが浮いてしまう大きな原因は経年劣化です。

特に日照が強い場所にタイルが貼られている場合、日差しの影響でタイルが膨張と収縮を繰り返します。この過程で、タイルと下地材の付着力が低下する可能性があり、タイル浮きのリスクが高まるのです。

このような場合には、定期的なメンテナンスと補修が必要です。早期発見、早期対応が費用を抑えるコツとなります。

湿度

湿度もタイル浮きの原因になります。

特に、浴室やキッチンなど、湿度が高い場所は要注意です。目地(タイルとタイルの隙間)から水分を吸収し、乾燥すると収縮します。この膨張と収縮が繰り返されると、タイルの付着力が弱まり、結果的に浮きが発生する可能性が高くなります。

対策としては、適切な換気と定期的な点検が有効です。

施工不良

施工段階でのミスもタイル浮きの原因となることがあります。

例えば、剥離剤がきちんと除去されていない場合や、タイルの圧着が不足している(たたき不足)場合などが該当します。施工不良は一度起きてしまうと、後から修正するのが難しく、費用もかさむ場合が多いです。

施工業者選びには十分注意し、確かなスキルと経験を持った業者を選ぶよう心掛けましょう。

地震

日本は地震大国であり、その影響は家屋にも及びます。地震による揺れや歪みがタイルに加わると、その付着力が低下する可能性があります。特に、強い揺れが続いた後はタイルの状態を確認し、必要な補修を早めに行うことが重要です。

地震対策として、耐震性に優れた材料を選ぶ、または補強工事を行うことも考慮に入れたいポイントです。

タイル浮きの補修方法とは

主なタイル浮きの補修方法を5つご紹介します。

アンカーピンニング工法

アンカーピンニング工法は、浮き上がったタイルをしっかりと固定する手法です。

この工法では、エポキシ樹脂などの強力な接着剤を浮いた部分に均一に充填します。次に、ステンレス製のアンカーピンをその上から打ち込んで固定します。接着剤とアンカーピンの二重の力で、タイルは堅牢に固定され、剥落のリスクを大幅に低減します。

塗り替え工法

塗り替え工法は、広い範囲でタイルが浮いているまたは剥落する恐れがある場合に用いられます。

この方法は、新しい材料を既存のタイルの上から塗りつけることで、タイルの固定と防水性を向上させるものです。打撃や揺れなど、外部からの力によってタイルが剥落する可能性を減少させます。

ピンネット工法

ピンネット工法は、アンカーピンでタイルを固定した後、さらにネットで補強する方法です。

この工法は外壁全体をカバーするため、現在の浮きだけでなく未来の浮きも予防します。ただし、もし建物の躯体にひび割れがあれば、雨水が内部に侵入する可能性があるので、速やかに修繕作業を行う必要があります。

エポキシ樹脂注入工法

エポキシ樹脂注入工法は、ひび割れているコンクリート内部にエポキシ樹脂を注入して防水処理を行う方法です。

ただし、この手法は0.1mm以下のひび割れには使用できません。また、タイルの美観が損なわれる可能性があるため、場所や用途によっては他の方法が望ましい場合もあります。

タイル除去Uカットシーリング工法

この工法では、まずひび割れているタイルとその下地を完全に取り除きます。その後、シーリング材を充填して新しいタイルを貼り直します。

在庫があれば既存のタイルと同じものを使用できますが、新旧のタイルには色や質感に差異が出る可能性があります。

タイル浮きの調査や補修ならユニースにお任せください

タイル調査もロープアクセスで

ユニースでは、特別な技術を使ったロープアクセスによるタイルの打診調査が可能です。

ロープアクセスでは、専門の作業員が屋上からロープで吊り下がり、外壁の状態を確認します。足場が不要なのが大きなメリットで、これによってコストを抑えられます。さらに、この技術はレスキュー隊で使われるものなので、安全性も高く信頼できます。

ユニースが選ばれる理由の一つが、この効率的かつ安全なタイル調査方法です。

ロープアクセスの魅力

ロープアクセスには多くのメリットがありますが、その中でも特に魅力的なのは、低コストであることです。足場や高所作業車などの追加費用がかからないため、費用面では非常に有利です。また、作業時間も短縮できるので、全体の施工期間も削減されます。安全性も高く欧米では既に主流となっており、日本でも大手建設会社や公共事業で盛んに採用されています。

ユニースの作業員は厳格な訓練を受け、確かな技術を持っているため、作業中の事故やトラブルはほとんどありません。安全と効率性を兼ね備えたこの方法で、ユニースはお客様に信頼されているのです。

タイル浮きの補修や調査のことなら、ユニースに安心してお任せください。

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