台風の雨漏りへの対処法と絶対に放置してはいけない理由
コラム 2023.10.17
台風の季節、皆さんは自宅での安全をどのように確保していますか?外の激しい雨音の中、突然天井からのポタポタという雨漏りの音に気づいた経験はありませんか?
「台風 雨漏り」は、想像以上に多くの家庭で悩みのタネとなっています。特に、何年も経ったお家や最近のメンテナンスを怠っているお家は要注意です。
この記事では、台風の雨漏りへの即効的な対処法と、その放置がもたらす重大なリスクについて詳しくお伝えします。雨漏りの対処は、家の寿命を延ばすだけでなく、家族の健康や貴重な財産を守るための第一歩です。
この機会にしっかりと知識を身につけ、次の台風が襲来した時も安心して過ごせるようにしましょう。
台風で雨漏りした際の対処法
あくまでも応急処置を
台風の雨漏りに対応する際、最初に心得ておくべきことは、自身でできる対策は「あくまでも応急処置」であるということです。大きな被害を防ぐためにも、雨漏りを発見したら速やかにプロの業者に相談することが肝心です。しかし、業者がすぐに駆けつけてくれる訳ではないので、その間の対処法を覚えておくことは重要です。
ブルーシートで覆う
ブルーシートは雨漏り対策の必需品です。台風が接近する前に、屋根やベランダなどの雨漏りが予想される箇所を覆っておくことで、室内への雨の侵入を軽減できます。シートを固定する際は、縁の部分に重しを置くか、しっかりとロープで固定することが重要。風で飛ばされないように気をつけましょう。
防水テープで塞ぐ
雨の侵入を防ぐためのもう一つのアイテムが防水テープ。サッシの隙間や小さな穴など、ブルーシートだけでは対応しにくい部分には、防水テープを貼ることで応急処置としての対策が可能です。ただし、テープも長期間の使用には向かないため、後日、しっかりとした補修が必要です。
台風で雨漏りしてしまう原因とは?
大前提:台風は強い風を伴っている
台風という自然現象は、巨大な勢力と強風を伴っています。この強風が、家の隙間や弱点を攻めることで、通常の雨の日には問題なかった部分から雨漏りを引き起こすことがあります。台風の風は、予想外の方向や場所から雨を押し込むことが可能です。
コーキングの劣化
コーキングとは、窓やサッシ周りの隙間を埋めるための材料です。しかし、時間と共に劣化して固くなったり、割れたりすることがあります。この劣化が進むと、雨水の侵入ポイントとなりやすいです。特に台風の強風と組み合わせると、雨水の侵入が増える可能性が高まります。
外壁のひび割れ
家の外壁は日常的な外部からのダメージや経年劣化により、微細なひび割れが生じることがあります。通常の雨では問題なくても、台風の強風により雨が斜めや横から打ち付けられると、これらのひび割れから雨が浸入してしまうリスクが上がります。
屋根の劣化
屋根は家を雨から守る最前線ですが、経年劣化や日常のダメージによりタイルが剥がれたり、屋根材が劣化することがあります。台風が接近すると、これらの劣化部分が雨の浸入ルートとなり、雨漏りの原因となり得ます。
台風の時だけだからと放置はNG!
劣化が進み普通の雨でも雨漏りに繋がる恐れが
台風の時だけの雨漏りと思って放置すると、その部分の劣化は進行し続けます。時間が経つにつれて、台風に限らず普通の雨でも漏れてくる可能性が高まります。一度雨が浸入するルートができると、それは大きなリスクとなり、頻繁な修理やメンテナンスが必要となるでしょう。
雨漏りを放置すると起こること
雨漏りを放置することのデメリットは多岐に渡ります。
・おうちの構造の劣化
・シロアリ被害
・アレルギーなどの原因にも
おうちの構造の劣化
雨漏りが続くと、家の構造材や内装材が湿気を帯び、腐食や劣化が進行します。これが長期化すると、家の強度が低下し、安全性にも問題が出てくる可能性があります。
シロアリ被害
湿った木材は、シロアリの好物です。雨漏りを放置することで、シロアリ被害のリスクが急増します。シロアリは家の構造材を食害し、大きな損害をもたらす恐れがあります。
アレルギーなどの原因にも
湿気はカビやダニの繁殖を促進します。これらの生物はアレルギーの原因となることが知られており、特に子供や高齢者にとって健康へのリスクが増大します。雨漏りを放置することは、住環境の悪化を招きます。
台風で雨漏りするならまずは調査で正しい原因を特定しましょう
雨漏り調査・4つの方法
・目視調査
・散水調査
・赤外線調査
・発光液調査
目視調査
最も基本的な調査法。裸眼や拡大鏡を用いて、屋根や壁、床などの状態を確認します。ひび割れや劣化部分を特定するための第一歩です。
散水調査
特定の箇所に水を散布し、室内で水滴が発生するかを確認する方法です。これにより、雨漏りの起点や浸入ルートを特定することができます。
赤外線調査
赤外線カメラを用いて、建物内部の温度差を確認します。湿った部分は温度が低くなるため、これを利用して雨漏り箇所を特定することができます。
発光液調査
特定の部位に発光液を塗布し、紫外線ランプで照らすことで、浸入ルートを追跡する方法です。これにより、雨水の流れや侵入経路を明確に知ることができます。
雨漏り補修にかかる費用はどれくらい?
雨漏りの補修費用は、損傷の範囲や補修の内容、使用する材料などによって大きく変動します。以下、一般的な補修内容ごとの平均的な費用をご紹介いたします。
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簡易的な補修
コーキング材や防水テープを使用しての補修の場合、材料費は数千円から1万円程度です。ただし、プロに依頼すると工賃が加わり、総額は2〜5万円程度になることが多いです。
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外壁や屋根の部分補修
特定の部位のひび割れや穴を修理する場合、補修範囲や材料によって費用が変動しますが、一般的には10〜30万円程度が目安です。
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全体的な外壁や屋根の再塗装・補修
大きなダメージがある場合や、多くの場所で補修が必要な場合は、全体的な再塗装や補修を検討することがあります。この場合、費用は50万円から数百万円となることも。
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大掛かりなリフォームや補修
構造的なダメージが発見された場合や、大掛かりなリフォームが必要な場合は、数百万円以上の費用が予想されます。
重要なのは、早期発見・早期対処です。雨漏りの兆候を見逃さず、早めに専門家に相談することで、長期的なコストを大きく節約することができます。
雨漏り補修の費用を抑えるならロープアクセスがおすすめ
ロープアクセスとは?
ロープアクセスは、縦や高い場所へのアクセスを可能にする技術や手法を指します。建物の外壁や屋根の検査・修理時に特に使用され、特殊なロープや装備を用いて専門家が作業を行います。
ロープアクセスの魅力
工期が短い
足場の設置や撤去に時間がかかるのに対し、ロープアクセスはその必要がないため、全体の工期を大幅に短縮することが可能です。
費用が安い
足場設置のコストが不要な上、工期が短いため労働コストも削減でき、結果的に全体の補修費用が低く抑えられます。
安全性も高い
ロープアクセスは専門家が行い、専用の装備や技術を持っているため、安全性も高いです。また、足場のように落下物のリスクが低いのも特徴です。
雨漏り修理ならロープアクセスのユニースにお任せください
ユニースはロープアクセスの専門家として、多くの実績と経験を持っています。雨漏り補修の際の費用を抑えたい、短期間で作業を完了させたいとお考えの方は、ぜひユニースまでご相談ください。専門スタッフが迅速・丁寧に対応いたします。