外壁打診調査を行う頻度はどれくらい? 外壁打診調査ならロープアクセスがおすすめ

   

コラム

外壁の劣化や損傷は建物にとって大きな問題です。しかし、その状態を見逃してしまうことが多いという現実もあります。外壁打診調査を定期的に行うことで、建物の健康状態を確認し、早期に対策を取ることができます。

では、外壁打診調査をどれくらいの頻度で行うべきなのでしょうか?

この記事では、外壁打診調査の適切な頻度について詳しく解説します。また、効率的な調査方法として注目されているロープアクセスについてもご紹介します。外壁打診調査の頻度や方法を知ることで建物を守り、長く安心して利用することができるでしょう。

外壁打診調査を行うべき頻度とは?


外壁の健康状態を保つためには、適切な頻度での打診調査が重要です。特に特殊建築物に対しては、定期報告の義務が課せられています。まずは、外壁打診調査を受けるべき頻度について解説しましょう。

対象の建築物は10年に1度

特殊建築物に該当する建物は、建築基準法によって10年に1度の外壁打診調査が義務付けられています。特殊建築物には学校、病院、劇場、百貨店などが含まれ、安全性の確保が求められています。

 2~3年ごとに「目視及び部分打診調査」が必要な場合も

特殊建築物においては、2~3年ごとに「目視及び部分打診調査」が必要な場合もあります。建築基準法第12条によって定められており、建物の外観観察や手の届く範囲での打音調査を行います。

 10年に1度の外壁打診調査は義務付けられているので注意!

特殊建築物では、10年に1度の「全面打診調査」が義務付けられています。

この調査では、テストハンマーや赤外線調査などを使用して、全面的な確認を行います。安全を確保するため、足場や高所作業車、ゴンドラなどの使用も検討されます。

外壁調査の方法

外壁の健康状態を確認するためには、適切な調査方法を選ぶことが重要です。ここでは、外壁調査の主な方法について解説します。

打診調査

打診調査は、壁面を打診用ハンマーで叩き、打診音や振動の変化によって浮きや不具合を確認する方法です。

打診調査のメリット

打診調査のメリットは、直接壁面に打診することで高い精度の調査が可能な点です。異常部分の確認や浮きの有無を正確に把握することができます。

打診調査のデメリット

一方で、打診調査には足場の設置やコストの面でのデメリットも存在します。足場の設置には時間や費用がかかる場合があり、また、一部の場所では足場が設置できない制約があるかもしれません。

 赤外線調査

赤外線調査は、赤外線サーモグラフィを使用して壁面の表面温度の微妙な差を読み取り、浮きや不具合を確認する方法です。

赤外線調査のメリット

赤外線調査のメリットは、打診調査に比べてコストが安く、調査期間も短い点です。高所や狭い場所でも効果的に調査が行えます。

 赤外線調査のデメリット

一方で、赤外線調査は非接触で行われるため、打診調査に比べて精度がやや低い可能性があります。細かな浮きや不具合を把握するには、追加の調査が必要となることもあります。

外壁調査の方法

外壁の健康状態を確認するためには、適切な調査方法を選ぶことが重要です。以下では、外壁調査におけるさまざまな方法について解説します。

ロープアクセス

ロープアクセスは、特殊な技術を駆使して作業員が屋根や屋上からロープでつり下がり、外壁の打診調査を行う方法です。

足場の設置が不要なため、コストの面で優れており、またレスキュー隊が使用する技術を採用しているため、安全性も高いという特徴があります。

足場

足場は、外壁周りに組む方法です。

広い範囲での打診調査が可能であり、安全性も高い点が魅力です。ただし、足場の組み立てや撤去には時間と手間がかかり、さらに足場費用も必要となるため、調査の費用や工期に影響を与えることがあります。

ゴンドラ

ゴンドラは、屋上や屋根に専用の架台を設置し、作業員がゲージに乗り込んで調査を行う方法です。

安全性が高く、低コストで作業が可能ですが、専用機材のコストがかかることがデメリットです。

高所作業車

高所作業車は、車両に搭載されたリフトに作業員が乗り込み、高所での調査を行う方法です。

屋根や屋上に設備がない場合に便利ですが、一部の場所では道路駐車許可を取る必要があるほか、狭い場所では作業車が入れない場合もあります。

 ドローン

ドローンは、最近では外壁調査にも活用される方法です。

ドローンにカメラやセンサーを搭載し、空中から建物を撮影することで外壁の状態を確認します。広範囲の調査が可能であり、迅速なデータ収集が可能ですが、風や天候の影響を受けやすい点に留意する必要があります。

 10年に1度の外壁打診調査ならロープアクセスがおすすめ

外壁の健全性を確保するためには、定期的な打診調査が重要です。その中でも、10年に1度の大規模な調査では、ロープアクセスがおすすめされています。

以下では、ロープアクセスのメリットについて詳しく解説します。

ロープアクセスのメリット:安価

ロープアクセスの大きなメリットの一つは、費用が安価であることです。

仮設足場や橋梁点検車、高所作業車の手配が不要となるため、大幅なコスト削減が可能です。建物全体の打診調査を行う際には、費用の面でも有利な選択肢となります。

ロープアクセスのメリット:施工が早い

ロープアクセスでは、足場を組む時間や解体する時間を省くことができます。特殊な技術を持つ作業員がロープでつり下がり、効率的に作業を行うため、施工期間を短縮することができます。

迅速な調査が求められる場合や、住民の生活への影響を最小限に抑えたい場合には、ロープアクセスが適しています。

 ロープアクセスのメリット:安全性も高い

ロープアクセスは、専門的な訓練を受けた作業員が行うため、高所での安全な作業が可能です。

欧米ではその安全性が認められ、高所作業の主流となっています。日本でも大手建設会社や公共事業で利用されるようになり、作業員の安全をしっかりと考慮した作業方法として確立されています。安心して調査を行いたい場合には、ロープアクセスが適切な選択肢となります。

 ロープアクセスでの外壁打診調査はユニースにお任せください

今回の記事では、外壁打診調査の頻度について解説してきました。対象の建築物は10年に1度の外壁打診調査を行う義務があるため、注意が必要です。

ユニースでは、ロープアクセスという技術を駆使して外壁打診調査を行っています。ロープアクセスは足場が必要ないため、スピーディかつコストパフォーマンスに優れた施工が可能です。建物全体を効率的に調査することができ、調査期間を短縮することもできます。

 

さらに、ユニースは経験豊富な技術者を抱えており、安全対策をしっかりと行っています。作業員は厳しい訓練を受けており、高所での作業においても確かな技術を持っています。安全第一を徹底し、作業中の事故やトラブルを最小限に抑えることが可能です。

 

ユニースにお任せいただくことで、高品質な外壁打診調査を受けることができます。専門的な知識と経験に基づいた的確なアドバイスや報告書を提供し、建物の健全性を確保するお手伝いをいたします。

 

建物の外壁打診調査なら、ユニースにお任せください。

 

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