外壁タイルの補修は必須!ひび割れや剥がれ・浮きはすぐに補修すべし
コラム, 外壁タイル調査, 外壁修繕 2020.8.27
家を美しい状態に保つためには、外壁タイルの補修が欠かせません。
あなたの大切なお家が、ひび割れや剥がれ、浮きの問題に直面している場合、放置すると大きな損害へと発展することも。しかし、外壁タイルの補修には専門的な知識が必要で、どう手掛ければいいか迷っている方も多いでしょう。
この記事では、外壁タイルの浮きや剥がれの原因、また補修方法について解説していきます。補修の費用相場についてもお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
外壁タイルの補修は必須
安全性の確保
外壁タイルは劣化すると剥がれやすくなり、補修しないまま放置すると、いきなりタイルが剥がれて落下する危険性があるでしょう。これは歩行者や住人にとって真剣な危険をもたらす可能性があります。
定期的なチェックと補修が安全性を確保し、突発的な事故を防ぐ鍵となります。安心で安全な住まいを維持するために、外壁タイルの補修は必須の作業といえるでしょう。
美観を守る
建物の外観は、そのまま印象を形作ります。劣化したタイルはひび割れが発生したり剥がれたりして、建物の美観を損ねる原因となります。この美観の低下は、物件価値の減少にも繋がる恐れがあります。
外壁タイルの適切な補修とメンテナンスによって、美しい外観を長期間保つことができるのです。
建物によっては点検が義務付けられている
特殊建築物には、2-3年毎の「目視及び部分打診調査」や10年毎の「全面打診調査」などが建築基準法第12条により義務付けられています。
学校、病院、工場など多岐にわたる施設が対象で、法令遵守が求められる重要な点検です。補修の適切な実施は、法的義務を果たすためにも不可欠な作業と言えるでしょう。
補修が必要なタイルの状態とは?
以下の状態に当てはまる場合、外壁タイルの補修が必要となります。
タイルが浮いている
タイルの初期段階の劣化症状といえるのが、浮きです。
この状態は、目視で確認が難しい場合が多く、早めの対処が求められます。浮きを放置すると、タイルが剥がれやすくなり、最終的には落下する恐れがあります。このような浮きが見られた際には、速やかな点検と補修が必要となり、専門家の意見を求めることもお勧めします。
早めの対応で、大きなトラブルを未然に防ぐことができるのです。
タイルに剥がれや欠損がある
タイルの剥がれや欠損は、外壁タイルの中でも特に深刻な状態で、年数とともに剥がれやすくなることが一般的です。
地震や天災などで建物が揺れることにより、タイルが割れてしまう場合もあります。このような状態にあるタイルは、大規模修繕で適切に補修が必要です。剥がれや欠損が進行すると、外壁の機能が大きく低下する可能性があるため、早めの対応と専門家による適切な補修が求められます。
安全で美しい外観を維持するためにも、定期的なチェックと素早い対応が重要です。
タイルが浮いたり剥がれる原因とは?
タイルが浮いたり剥がれたりする原因は、主に以下の6つです。
経年劣化
建物が経年によって劣化するのは自然の摂理です。特に外壁タイルは、風雨や日光に直接さらされるため、時間が経つと劣化して浮いたり剥がれたりすることがあります。
このような劣化は避けられませんが、定期的なメンテナンスと適切な補修で、長持ちさせることができるでしょう。
温度差・湿度差
温度や湿度の変動は、タイルに亀裂や剥がれを引き起こすことがあります。
特に朝晩の寒暖差が大きい場所や、日中の湿度変化が激しい地域では、タイルの膨張と収縮を繰り返し引き起こし、浮きや剥がれが起きやすくなることがあるのです。
地震
地震による揺れは、建物の構造に大きな負担をかけることがあります。その影響で、外壁タイルが割れたり、剥がれたりすることも珍しくありません。
地震に備え、耐震性の高い材料と施工方法を選ぶことが、予防策となるでしょう。
鉄筋のサビ
鉄筋がサビると、その膨張力によってタイルが剥がれることがあります。
サビは水分と酸素の影響で発生するため、防水処理の適切な管理と定期的な点検が、この問題を未然に防ぐ重要なステップです。
凍結と融解
冬季の凍結と春先の融解は、タイルに対して大きな負荷を与えることがあります。水分が凍結し膨張することでタイルが浮いてしまい、その後の融解で剥がれる恐れがあるのです。
このような環境下では、耐久性の高いタイルの選定と適切な施工が求められます。
施工不良
外壁タイルの浮きや剥がれの原因として、施工不良も考えられます。接着剤の不足や、タイルの不適切な取り付けなど、専門的な技術が求められる作業では細心の注意が必要です。
信頼性のある業者に依頼することで、こうした問題を防ぐことが可能です。
外壁タイルを補修する流れ
外壁タイルの補修は、以下の流れで行われます。
調査
外壁タイルの補修を始める前に、まずは現状の確認が不可欠です。これを行うために、「打診チェック」と呼ばれる調査が行われます。
タイルを軽く叩いてみると、補修が必要な箇所では軽い高音が聞こえることが多いです。この調査を通じて、どの部分に問題があるのか、どの程度の補修が必要かを把握し、適切な対処法を立てることができます。
下地補修
タイルの補修を始める前に、しっかりとした下地の準備が重要です。
特に広範囲のタイルが浮いていたりひび割れていたりする場合、既存のタイルを一度剥がし、新しいタイルを張る準備をします。ここで大切なのが、モルタルをきちんと刷り込んで下地を整えることです。これにより、新しいタイルが剥がれる心配を減らすことができるでしょう。
タイル補修
外壁タイルの具体的な補修方法は、劣化の程度によって異なります。
軽微な劣化の場合、接着剤を注入することで補修が可能です。しかし、広範囲にわたってタイルの剝がれや欠損が見られる場合、タイルを張り替える必要があります。この際、色や形の選定なども考慮し、元々の外観を損なわないように工夫することが重要となるでしょう。
目地補修
タイルの間にある目地は、見た目だけでなく機能面でも非常に重要です。
目地はタイルや建物のクッション材であり、浸水を防ぐ役割も果たします。経年劣化によってひび割れや収縮などが起こることがありますので、これらの部分はモルタルやシーリングなどの充填剤で埋める必要があります。
きちんと目地を補修することで、建物の耐久性と美観を長持ちさせることができます。
外壁タイルを補修する際の費用相場
外壁タイルの補修にかかる費用相場は、1平方メートルあたり700〜1,100円とされています。しかし、単純な計算だけでは最終的な費用を知ることは難しいのが現実です。
補修費用は、数十万円から数百万円程度まで幅広い範囲で変動することがあります。この理由として、補修方法が大きく関係します。例えば、接着剤での補修か、タイルの張り替えかによって、材料費や工事費が大きく異なるのです。
さらに、建物の規模や状況、地域による価格差、選ぶ業者によっても費用が変動します。適切な業者選びと、しっかりとした見積もりが必要です。費用の透明性を求め、必要に応じて数社から見積もりを取ることで、予算に合った適切な補修計画を立てることが可能となります。
外壁タイルの補修は、見た目の美観だけでなく、建物の構造的な健康を保つためにも重要です。そのため、費用を節約するために手を抜くのではなく、信頼できる業者と協力して、適切な補修を行うべきでしょう。
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