店舗の雨漏りの修理責任は大家・管理会社にある?

   

コラム, 雨漏り

店舗を経営していると、雨漏りの修理責任は大家や管理会社にあるのか気になる方も多いのではないでしょうか?実際のところ、店舗の雨漏りに関する責任は複雑な問題です。この記事では、店舗の雨漏りが起こった際に大家や管理会社の責任について詳しく解説します。

店舗経営者の皆さんが正しい知識を持ち、適切な行動ができるように、大家や管理会社の責任について正しく理解しましょう。

店舗での雨漏りは大家に修理する責任がある

店舗を所有している場合、雨漏りが発生した場合は大家が修理する責任があります。商業用建物の場合、大家は借主に安全で健康な環境を提供する責任があります。したがって、雨漏りやその他の構造上の問題が発生した場合は、大家は速やかに修理を行う必要があります。

雨漏りが発生した際には、借主と速やかに連絡を取り、修理の手配を行うべきです。適切な修理が行われない場合、借主は法的手段を取る可能性があります。大家は定期的な建物の点検を行い、雨漏りなどの問題を未然に防ぐことが重要です。

店舗など賃貸で貸主には必要な修理を行う義務がある

店舗や賃貸物件などの貸主には、定期的な修繕や必要な修理を行う義務があります。建物や施設の安全性や利用価値を保つために、定期的な点検や修繕が必要です。貸主は建物を貸し出す際に、建物の状態について責任を負うことになります。また、入居者やテナントの安全を守るためにも、修理やメンテナンスが欠かせません。建物や施設の劣化を放置することは、将来的により大きな修繕費用やトラブルの原因につながる可能性があります。したがって、貸主は定期的な修理・点検に十分な配慮を行うことが重要です。

必要な修理を怠ると損害賠償になるケースも

建物の修繕には高額な費用が掛かることがあります。たとえば、雨漏りの修理などがそれにあたります。これを理由に修繕を行わない大家は、リスクに直面する可能性があります。

借主は、修理の義務があるとして、大家に対して訴訟を起こすことができるのです。この場合、裁判所が修理義務を認めれば、借主は「強制執行」を行うことが可能になります。また、経済的理由で修繕ができない大家がいる一方で、借主が自ら修理業者を呼び、その費用を大家に請求することも一般的です。さらに、雨漏りにより商品が損傷した場合、大家は借主から損害賠償を請求されるケースもあります。このように、修繕を怠ることは、最終的にはさらなる金銭的負担を招く可能性があるのです。

雨漏りを発見したらまずやるべきこと

雨漏りが発生したら焦ってしまいがちですが、冷静に対処することが重要です。以下に、雨漏りを発見した際にまず行うべきことをお伝えしていきます。

雨漏り箇所の撮影

雨漏りが起きた際、まずは現場の写真を撮影することが大切です。これは後々、発生原因の特定や賠償責任を決定する際の重要な証拠となります。単一の角度だけでなく、さまざまな角度や距離から複数枚の写真を撮りましょう。また、雨水により家電が故障したり、家具に水染みができたりした場合、これらの被害も写真に収めておく必要があります。これらの写真は、将来的な賠償請求の際に必要となるため、細部にわたって丁寧に撮影することが肝心です。

応急処置

写真撮影後、被害の拡大を防ぐために応急処置を行います。たとえ雨漏りが小さく、当面雨が降らない見込みであっても、応急処置は必要です。天井からの雨漏りの場合、バケツやブルーシートを用いて雨水を受け止めましょう。窓からの雨漏りは、雑巾やテープを使って雨水の侵入を防ぎます。また、雨漏り箇所近くに電子機器がある場合は、漏電のリスクを避けるため、コンセントからプラグを抜いて安全を確保してください。

大家や管理会社への連絡

応急処置が完了したら、次は大家や管理会社に連絡を取ります。修理業者に直接連絡を取りたくなる気持ちもわかりますが、賃貸物件の場合、所有者は大家ですので、通常はまず大家に連絡することが適切です。緊急事態でない限り、大家や管理会社との連絡を優先しましょう。連絡がついたら、撮影した雨漏りの写真を共有し、発生状況を詳細に説明します。これにより、修理の日程や対応策を効果的に決定できるでしょう。

雨漏りの修理費用はどれくらい?

雨漏りの修理費用は大まかに5万円から75万円と幅が広いです。具体的な費用は雨漏りの場所や被害の程度によって異なります。
また、地域によっても修理費用は異なるため、複数の業者に見積もりを依頼し、比較することが重要です。

調査費用

雨漏りの原因を特定するための調査費用は0円から40万円です。調査方法には目視調査、散水調査、紫外線投射発光調査、ガス調査、解体調査、サーモグラフィー調査などがあり、それぞれ費用が異なります。雨漏りの箇所や範囲によって選択される調査方法が異なるため、費用にも幅があります。

修理費用

ここでは、それぞれの大まかな修理費用について解説します。

外壁

外壁の修理費用は5万円から50万円です。外壁材の種類や修理の範囲によって費用が異なります。例えば、壁材の張り替えやコーキング材の打ち直し、塗装などが主な作業です。

窓枠

窓枠の修理費用は4万円から20万円です。コーキングの補修やサッシ全体の交換、天窓の清掃や交換が主な作業で、窓の種類や修理の程度によって費用が変わります。

屋根

屋根の修理費用は5万円から75万円です。屋根材の交換、防水シートの交換、雨樋の修理・交換、棟板金の修理・交換などが含まれます。屋根の材質や修理の範囲によって費用が異なります。

天井

天井の修理費用は7万5,000円から15万円です。主な作業はクロスの貼り替えや下地の石膏ボードの交換です。雨漏りの範囲や損傷の程度によって費用が変わります。

 

ロープアクセスを活用すればその雨漏り修理費用、もっと安くなるかも

雨漏り修理には様々な方法がありますが、その中でもコストを抑える方法として注目されているのが「ロープアクセス」です。伝統的な足場を組むことなくロープを使って高所にアクセスし、作業を行うことで、作業効率がアップし、その分修理費用も削減できるのです。

ロープアクセスとは

ロープアクセスは高所作業を行うための技術であり、建物の外壁のメンテナンスや修理、高所清掃などに使用されます。この方法は、高所に設置されたアンカーポイントからロープやハーネスを使用して作業員が建物の外壁に降下したり登ったりすることを可能にします。

ロープアクセスは、足場の設置が困難な場所や細かい作業が必要な場合に特に有用です。また、作業員の安全を確保しながら迅速かつ効率的に作業を行うことができます。

建築や清掃業界において広く利用されているロープアクセスは、安全性と効率性を両立させた作業方法として重要な存在です。

ロープアクセスの魅力

ロープアクセスは、高所作業や建築業界で重要な役割を果たしています。その魅力について、以下で詳しく解説していきます。

安価

ロープアクセス工法は足場設置が不要なため、経済的に大きな利点があります。足場の組立てや撤去が不要なので、レンタル料、人件費、そして設置時間が削減されます。特に、都市部やアクセスが困難な場所での作業の場合、従来の足場を使用する方法と比較して、コスト面での利点が大きくなります。

工期が短い

ロープアクセス工法により、足場の組み立てにかかる時間を節約できるため、プロジェクトの全体的な期間を短縮することが可能です。足場設置の必要がないことから、作業の準備が速やかに完了し、天気などの外的要素に起因する遅れの可能性も低減します。この結果、工期が短いプロジェクトでも、計画どおり、あるいはそれ以上に速い完成を見込むことができます。

安全性も高い

ロープアクセスの大きな魅力の一つは、その高い安全性にあります。使用されるロープや装備は、厳格な安全基準に基づいて製造されており、作業員の安全を第一に考えた設計がなされています。さらに、ロープアクセスを行う技術者は、特別な訓練を受け、高度な技術と安全管理の知識を持っています。これにより、従来の足場を使う方法に比べて、落下のリスクが大幅に減少します。このように、ロープアクセスは安全かつ効率的な高所作業の方法として、幅広く活用されています。

ロープアクセスでの雨漏り調査・修理ならユニースにお任せください

雨漏りは建物の大きな問題となることがありますが、高層建築物や難易度の高い場所での雨漏り調査・修理は特に困難です。そんな場合、ロープアクセスを用いた作業が有効です。ユニースはロープアクセスを得意とするプロフェッショナル集団で、高所での作業に特化した専門家を揃えています。

ユニースでは、経験豊富なスタッフが最新の技術と安全対策を駆使し、建物全体を綿密に調査して雨漏りの原因を見つけ出します。そして、見つけ出した問題を確実かつ迅速に修理し、建物をしっかりと守ります。お客様の負担を最小限に抑え、最高品質のサービスを提供することがユニースの使命です。

雨漏りの問題に悩まされている方は、ぜひユニースにご相談ください。専門家の手によるロープアクセスでの調査・修理を通じて、安心して快適な建物をお楽しみいただけるはずです。
お問い合わせはこちら