マンションの天井から雨漏りしたときの原因・対処法・予防策まで徹底解説!
コラム 2025.8.26
マンションで突然「天井から水が落ちてきた…」というトラブルに見舞われたことはありませんか?
雨漏りは放置すると建物への被害だけでなく、健康リスクや金銭的負担にもつながります。
この記事では、マンションの天井から雨漏りが起きる原因や、対処法、修理費用の目安、予防のためにできることをわかりやすく解説します。
マンションの天井から雨漏りが起こる原因とは?

天井からの雨漏りにはさまざまな原因がありますが、特に多いのは建物の老朽化や施工不良です。ここでは代表的な原因を紹介します。
屋上やバルコニーの防水シートが劣化しているから
マンションの屋上やバルコニーには、防水加工が施されたシートが敷かれています。この防水層が年月とともに劣化すると、雨水が建物内部に浸入し、天井まで水が落ちてくることがあります。
特に高層階や最上階に住んでいる場合は、屋上の防水状態が原因で雨漏りが発生しやすくなります。
10年以上メンテナンスされていない場合は、防水シートの張り替えが必要なこともあります。
定期点検を行わないと、劣化に気づかないまま被害が拡大する恐れがあります。
上階の給排水管が破損・老朽化しているから
雨ではないのに水が漏れてくる場合、上の階にある給排水管の破損や老朽化が原因の可能性があります。
配管からの漏水は、目に見えない場所で徐々に進行するため、気づいたときには大きな被害になっていることもあります。
特に築20年以上経過しているマンションでは、給排水管の交換が行われていないケースが多く注意が必要です。
異臭や湿気を感じたら、早めに調査を依頼しましょう。
外壁のひび割れから雨水が侵入しているから
マンションの外壁にできた小さなひび割れからでも、雨水が建物の中に侵入することがあります。ひびが屋内にまで貫通していなくても、雨の侵入口となり、じわじわと水が回り込むケースがあります。外壁のひび割れは見落とされがちですが、放置すると内部の断熱材や木材が腐る原因にもなります。
外壁に異変を感じたら、管理会社に報告して補修を依頼しましょう。
窓まわりのシーリング材が劣化しているから
窓のサッシまわりに使われているシーリング材(コーキング材)は、経年劣化すると隙間ができ、そこから雨水が侵入します。
特に台風や強い雨風の日は、シーリングの劣化部分から一気に水が入り込みやすくなります。
見た目に異常がなくても、指で触ってひび割れや剥がれがある場合は劣化のサインです。
専門業者による点検・打ち替えを定期的に行うことが重要です。
マンションで雨漏りが起きたときに天井をチェックすべき理由
雨漏りに気づいたら、まず天井の状態をよく観察することが大切です。ここではチェックの重要性を解説します。
漏れている場所を特定できるから
水がどこから落ちているのかを把握することで、原因の特定に役立ちます。
天井の染みやシミがどの範囲に広がっているか、変色の状態も確認しましょう。
被害が大きいときは、複数の場所から水が漏れている場合もあります。
漏水箇所のメモや写真を残しておくと、業者への説明がスムーズになります。
水の量や被害の広がりを確認できるから
水がポタポタと少量なのか、大量に流れてきているのかで、緊急度が変わってきます。
水が広い範囲に広がっている場合は、建材や電気設備への被害が大きくなる恐れがあります。
被害の広がりによっては、管理会社や保険会社に早急な対応を求める必要があります。
濡れている範囲をタオルで囲ったり、水の経路を確認することも大切です。
感電や漏電のリスクを防げるから
水が照明器具やコンセント周辺に落ちている場合、感電や漏電の危険があります。
特に天井のダウンライトやシーリングライトから水が垂れているときは、すぐにブレーカーを落としましょう。
電気が関係している場合は、素人判断で触らず、必ず専門の電気業者に依頼してください。
安全確保のためにも、天井と電気設備の位置関係をチェックしましょう。
管理会社への報告時に正確な情報を伝えられるから
どこから、どのように水が漏れているのかを詳細に伝えることで、調査や修理がスムーズに進みます。
写真や動画を撮って、報告時に添付するのが効果的です。
言葉だけで説明するより、実際の様子を見せる方が状況が伝わりやすく、対応も早くなります。
記録を残しておくことで、後からのトラブル防止にもつながります。
マンションの天井から雨漏りした場合にまずやるべき応急処置

突然の雨漏りに直面したときは、まず被害を最小限に抑える行動が重要です。以下の手順を冷静に行いましょう。
バケツやタオルで水を受ける
水が落ちてくる場所の真下に、バケツや洗面器を置いて水を受け止めます。
バケツの中に雑巾やタオルを敷いておくと、水跳ねによる床の被害も抑えられます。
その場にある新聞紙やゴミ袋も、水の飛び散り防止に役立ちます。
水が広範囲に広がっている場合は、複数の容器を用意しましょう。
漏れている場所の家具や家電を避難させる
濡れてしまうと修理や買い替えが必要になる家具や電化製品は、すぐに安全な場所へ移動しましょう。
特に電源が入ったままの家電は、漏電のリスクがあるためすぐに電源を切ることが大切です。
カーペットやラグマットなども水分を吸ってカビの原因になりますので、一時的にどかすと安心です。
被害にあった物品は写真を撮っておくと、保険申請の際に役立ちます。
天井の写真を撮って記録を残す
雨漏りの状況を記録するために、スマートフォンなどで写真を撮影しましょう。
可能であれば動画も撮影し、水の流れやポタポタと落ちてくる様子を残しておくとさらに有効です。
記録は保険申請・管理会社への報告・修理業者とのやりとりで証拠になります。
時系列で記録を残しておくと、後の説明がスムーズになります。
ブレーカーを切って安全を確保する
天井の電気周りに水が漏れているときは、必ずブレーカーを落として電気の供給を止めましょう。
漏電や感電の危険を防ぐために、自分や家族の安全を最優先に考えることが大切です。
ブレーカーを切る場所がわからない場合は、無理をせず専門業者に連絡してください。
漏電ブレーカーが作動している場合は、自分で復旧せず業者の点検を受けましょう。
マンションの天井の雨漏りは管理会社と誰が対応する?
雨漏りが発生したとき、誰が修理を担当するのかを正しく理解することは、トラブルを回避するうえで重要です。
共有部分なら管理会社や管理組合が対応する
マンションの構造上の設備や共用部分が原因で起こった雨漏りは、管理会社または管理組合が修理を手配するのが一般的です。
たとえば、屋上の防水や外壁のひび割れなどが該当します。
住人が個人的に修理を行う必要はなく、まずは管理会社に連絡して調査を依頼しましょう。
管理規約に対応区分が明記されていることも多いため、一度確認しておくと安心です。
専有部分なら住民が対応する必要がある
天井の内装やクロスなど、住戸内の専有部分が雨漏りの影響を受けた場合、基本的にその住民が修理の手配と費用を負担します。
ただし、雨漏りの原因が共用部分にある場合は、その修理費用を住人が負担する必要はありません。
雨漏りの原因を特定してから、どこまでが個人負担なのかを判断することが大切です。
迷ったときは、管理会社に相談しましょう。
原因によっては上階の住人が対応することもある
上階の住人が原因となるケースもあります。たとえば、洗濯機の排水ミスや、給排水管の破損などです。
このようなケースでは、上階の住人やその加入している保険で修理費用が対応されることがあります。
無理に直接交渉せず、まずは管理会社を通じて連絡してもらうと円満に解決しやすくなります。
感情的にならず、冷静に対応しましょう。
まずは管理会社へ連絡して調査してもらう必要がある
原因がどこにあるかわからないときは、管理会社に連絡して調査を依頼しましょう。
マンションの管理会社は、共有・専有の区別や修理手配に関して専門的な知識があります。
トラブルを拡大させないためにも、早めの相談が重要です。
調査後に、修理費用や手続きについて具体的に案内してくれます。
マンションの天井に雨漏りがあると放置してはいけない理由

「少し濡れているだけだから」と放置すると、取り返しのつかない事態に発展することも。ここでは放置の危険性を解説します。
カビやダニが発生し健康被害につながるから
湿気がたまるとカビやダニが発生しやすくなります。特に天井裏などの見えない部分で発生すると、空気中に胞子が広がってしまいます。
カビはアレルギーや喘息の原因になるため、家族の健康を守るためにも早期対処が必要です。
湿度が高い状態が続くと、ダニの繁殖も加速します。
見えない場所でも異臭や湿気を感じたら注意しましょう。
木材や建材が腐食して修理費用が高くなるから
天井の内部には、木材や断熱材などさまざまな建材が使われています。水にさらされることで腐食が進み、強度が低下します。
最悪の場合、天井材が落下する事故にもつながりかねません。
早めに修理すれば数万円で済むところ、放置すれば数十万円以上かかることもあります。
損害が広がる前に対処することが結果的に費用を抑えることになります。
感電や火災などの二次被害が起こる可能性があるから
電気配線や照明器具に水が触れると、感電やショートの危険性があります。
ショートによって火花が出たり、火災が発生するリスクもあります。
安全確保のためにブレーカーを落とし、専門業者による点検を依頼してください。
建物全体の安全に関わるため、特に注意が必要です。
隣室や下の階へ被害が広がる恐れがあるから
自分の部屋だけでなく、隣や下の階にも水が流れ落ちることで、さらなるトラブルに発展することがあります。
被害が広がると、損害賠償の問題にもつながりかねません。
早めに対処すれば、他の住民との関係悪化も防ぐことができます。
マンションという集合住宅では、他人への配慮も忘れずに行動しましょう。
マンションの天井から雨漏りしたときの修理費用と保険の使い方
実際に修理が必要となったとき、費用の負担はどうなるのか、保険でどこまでカバーできるのかを知っておくことは非常に重要です。
共用部分の修理費用は管理組合が負担する場合が多い
屋上や外壁、防水層などの共用部分が原因で雨漏りが起こった場合、その修理費用は基本的に管理組合が負担します。
住人が直接支払う必要はありませんが、修繕積立金や管理費から充当されることが一般的です。
そのため、大規模修繕の計画や積立金の状況も確認しておくと安心です。
共有部か専有部かの判断は、管理規約や管理会社に相談して明確にしましょう。
火災保険で雨漏り修理が補償されることがある
個人で加入している火災保険の補償内容によっては、雨漏りによる損害もカバーされる場合があります。
たとえば、家具や家電が濡れて使えなくなったときの補償などです。
保険会社によって補償範囲が異なるため、契約内容をよく確認しておきましょう。
免責金額(自己負担)や申請期限にも注意が必要です。
個人で加入している保険の内容を確認する必要がある
マンション購入時や入居時に加入した保険の内容によって、修理費用をカバーできるかが変わってきます。
雨漏りに関する補償が含まれているか、補償対象は建物だけか家財も含まれるかをチェックしましょう。
保険証券を取り出して、雨漏りの記載があるかどうかを確認することが第一歩です。
わからない場合は、保険会社や代理店に問い合わせてみましょう。
火災保険申請時には写真や報告書などの証拠が必要
保険を使うためには、雨漏りが実際に起きた証拠が必要になります。
現場の写真、水濡れした家財の状況、管理会社からの報告書などをそろえておくと申請がスムーズです。
「証拠が不十分で保険が下りなかった」というケースもあるため、日頃から写真やメモを残す習慣をつけましょう。
保険申請には期限があるため、雨漏りに気づいたらすぐに手続きの準備を始めるのが理想です。
マンションの雨漏りによる天井のトラブルを未然に防ぐ対策法

被害が出る前に備えることが、もっとも賢い方法です。ここでは、日常的に行える予防策を紹介します。
定期的に屋上やバルコニーの点検を行う
防水層や排水溝の詰まりなどは、雨漏りの原因になります。
管理組合で定期点検を行っているか確認し、必要に応じて修繕の提案をしましょう。
個人でもバルコニーの排水溝にゴミが溜まっていないか定期的に確認することが大切です。
小さなトラブルを見逃さない目を持つことが、被害拡大を防ぎます。
上階の住人と情報を共有しておく
上階の配管や設備が原因で雨漏りが発生するケースもあるため、日ごろから近隣住人と良好な関係を築いておきましょう。
「最近水漏れあった?」などのちょっとした会話が、早期発見につながることもあります。
トラブルが発生した際も、情報共有がスムーズに行えるようにしておくと安心です。
マンションは共同生活の場であるため、協力体制が大切です。
築年数が経った建物では早めの修繕計画を立てる
築20年を超えたマンションでは、さまざまな部分が老朽化しています。
雨漏りが起きやすくなるタイミングでもあるため、管理組合で早めの修繕計画を立てることが重要です。
定期的な大規模修繕で防水処理を行うことで、雨漏りのリスクを大幅に軽減できます。
費用の負担を分散するためにも、長期的な計画が不可欠です。
雨の日に水漏れがないかこまめにチェックする
雨の日は、室内を注意深く観察する絶好のタイミングです。
天井にしみがないか、窓まわりに水がたまっていないかを確認しましょう。
早期に発見できれば、修理も簡単かつ安価で済む場合がほとんどです。
日ごろから「少し変だな」と感じたときに放置しない姿勢が大切です。
まとめ|マンションの雨漏りで起きる天井のトラブルには早めの対応が大切
マンションの天井から雨漏りが発生する原因には、防水シートの劣化や外壁のひび割れ、給排水管の破損などさまざまな要素があります。
雨漏りに気づいたときは、早めの応急処置と管理会社への連絡が基本です。
放置すると、カビや腐食、漏電などの二次被害に発展し、修理費用や健康リスクが増大してしまいます。
共用部分・専有部分の区分や保険の使い方についても正しく理解しておくと、万が一のときに安心です。
また、定期点検や予防策を行うことで、被害を未然に防ぐことができます。
「自分には関係ない」と思わず、日ごろから注意を払うことが、快適なマンションライフを守る第一歩です。
外壁調査や雨漏り調査、外壁のメンテナンスはユニースにお任せください
今回この記事では、マンションの天井から雨漏りが起きる原因や、対処法などについて解説いたしましたが、この記事を機に雨漏り調査をはじめとしたメンテナンスを検討している方もいらっしゃるかと思います。
外壁調査や雨漏り調査、外壁のメンテナンスはユニースにお任せください。
ユニースでは、外壁調査に関してロープアクセスを用いた外壁調査、雨漏り調査をお勧めしています。外壁調査は本来足場を組んで直接外壁を調査する方法ですが、足場が不要なロープアクセスでこれを行うことで、工期の短縮と費用の削減が可能になります。
ビルやマンションなどの外壁調査、雨漏り調査でお悩みであれば是非一度ユニースにご相談ください。