ロープ高所作業に必要な資格とは?未経験でも大丈夫?

ロープ高所作業とは

「ロープ高所作業」とは、高さ2m以上の場所で作業床を設けることが困難な場合に、昇降器具(ロープに身体を保持する器具を取り付けたもので、作業者が自らの操作により昇降する)を用いて行う作業を指します。ロープ高所作業は主にゴンドラ・ブランコ・ロープアクセスの3種類があります。

ゴンドラとは、ゲージと呼ばれる箱の中に作業員が入り、上からつり下げながら作業する方法です。ビルの窓の清掃作業や構造物の建設等に幅広く使用され、その種類もビルの大型化や高層化等社会の進歩や作業の内容により多種のものが使用されています。

ブランコとは、ロープでつり下げたブランコ状のイスに座り、作業する方法です。高所作業車や足場、可搬型ゴンドラが使用できない場合の作業方法で、コストを抑えたいときに使用されます。

ロープアクセスとは、救急隊員も利用している特殊なロープ技術で体を支え、作業する方法です。コンクリートダム堤体やトンネルの変状調査、鉄管路の老朽化診断など点検車や高所作業車が届かない場所・足場が掛けられない現場を目視するのに使われます。

2016年にロープアクセスが認可されるまではゴンドラやブランコが主流でしたが、ロープアクセスが認可されてからは、コストの安さや安全性の高さからロープアクセスへの注目が高まっています。

 

ロープ作業をする際に必要な資格について

ゴンドラ

ゴンドラ技能講習を受ける必要があり、講習では学科教育と実技教育を受けます。学科教育は、ゴンドラの知識を2時間、ゴンドラの操作のために必要な電気に関する知識を2時間、関係法令を1時間、合計5時間分の受講する必要があります。実技教育では、ゴンドラの操作及び点検を3時間、ゴンドラの操作のための合図1時間の合計4時間受講します。1日講習を受けるとゴンドラ特別教育修了証を取得でき、ゴンドラ操作が可能になります。

 

ブランコ・ロープアクセス

①ロープ高所作業特別教育

法面作業やビルの外装清掃などの、高さ2m以上で作業床を設けることが困難な箇所において、昇降器具を用いロープで身体を保持し行う作業を可能にする講義。ロープの結び目がほどけることによる墜落死亡事故が増えているため、義務付けられました。学科教育はロープ高所作業に関する知識、メインロープ等に関する知識、労働災害の防止に関する知識、関係法令を各1時間、合計4時間受講します。実技教育では、ロープ高所作業の方法、墜落による労働災害の防止のための措置並びに安全帯及び保護帽の取扱いについて2時間、メインロープ等の点検について1時間の合計3時間受講します。学科と実技を合わせると7時間の講義を受ける必要があります。1日かければ取得することができます。

 

②フルハーネス型安全帯使用産業特別教育

これまで安全帯として使われてきた胴ベルトには、墜落時に胸部圧迫の可能性があるとして、2018年から国際規格のフルハーネス型が採用されました。それを安全に使用するための講義が、フルハーネス型安全帯使用産業特別教育です。学科教育では作業に関する知識を1時間、墜落制止用器具に関する知識を2時間、労働災害に関する知識を1時間、関係法令を0.5時間の合計4.5時間かけて学びます。実技教育では、墜落制止用器具の扱い方を1.5時間かけて学びます。

 

未経験でもロープ作業は可能?

必要な資格は入社してから取得していただくので問題ありません、ロープ講習は学科に加え技能もありますが、作業については先輩がマンツーマンで教えるので心配はありません。またユニースの徹底した安全管理の下なら、高所に不安がある方でも働くことができます。例えばユニースは、作業に入る前にロープ、装備品、フルハーネスなどの安全点検や現場での注意事項の共有を行ったり、身体保持器具を取り付けた「メインロープ」以外に、安全帯を取り付けるための「ライフライン」を設置したりして、事故の防止に努めています。他社では、ビルの破損が落下する事故やロープが外れる事故が起きたりしていますが、当社は前述の安全点検に加え、月に1度の安全会議があります。そこでは、各作業員から現場の危険個所や世の中で起きた事故事例を用いて対策を考えています。

 

ユニースでは一緒に働く方を募集しています!

資格をとってもすぐに現場へ行けない会社もありますが、ユニースは資格をとってすぐロープの現場に行けます。ユニースはコミュニケーションを取り合うようにしており、上下関係が厳しすぎない、フラットな社風で働きやすい環境が整っています。

現場では負けず嫌いな方でどんどんチャレンジしていくような方が活躍しており、元気があって、この業界でやってみたいと挑戦意欲のある方を募集しています!

 

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