打診調査のスペシャリスト インタビュー「叩けば中が見える」 菅原

   

コラム, 外壁タイル調査

こんにちは。無足場工法。特にロープアクセスによる調査や修繕を得意としている株式会社ユニースです。

今日は、弊社の社員であり取締役でもある、『菅原 大輔』に「外壁打診調査」のイロハから、仕事に対する心構えまでを聞いてきました。

菅原は20年前「窓ガラスの清掃」からこの業界に入り、今では25~26年のキャリアを持つベテラン。
ここ10年〜は打診調査、シーリング調査をメインに仕事をしており、こなした現場は数え切ることが出来ません。

それでは、経験が説得力を裏付けるインタビューをご覧ください。

そもそも「打診調査」って何だろう?

インタビュアー(以下:イ):今日はよろしくお願いします。まず、そもそもなのですが、外壁の打診調査の仕事そのものが分からない方のために、簡単にお仕事の内容を教えてもらっても宜しいですか?

菅原:一言で言えば、高層ビルの外壁に異常がないかどうかを確認、該当箇所にはマスキングテープを貼り、写真と報告書(野帳)を作成する仕事です。

「打診」と言うのは、ハンマー打診棒で叩いたタイルの”音”の違いより外壁タイルの異常を判別することから、そう呼ばれています。

イ:タイルの異常とはどのような状態ですか?

菅原:外壁の下地とタイルが十分に結合していない状態ですと。部分的にタイルが浮き上がってしまっている状態が確認出来ます。

これが「浮き」/「孕む」と呼ばれる外壁の異常状態なのですが、私は打診棒で叩いた時の音を聞き分けることで”タイルが浮いている”のか、
はたまたその下の”コンクリートから浮いてしまっている状態”であるのか判別することが可能
です。

イ:音だけで判別できるとは驚きですね!

菅原:もちろん、叩くだけでなく実際に触ったり、目視も行います。

外壁の状態がひどいと、地上から確認も出来るのですが、現場は高層ビルです。
異常は他にも「ヒビ割れ」や「ネジが割れてしまっている」なども含まれるため、実際に自分の目や耳で「浮き/孕み」の状態や、正常に外壁が機能しているかどうか、細かにチェックすることが大切な仕事です。

イ:なかなか簡単な仕事のようには思えませんが、仕事をする上で「心掛けている」ことってあるのでしょうか?

菅原:この仕事は”職人”としてではなく、”調査員”としての側面が強く出ます。
先述の通り、外壁の状態を確認するだけでなく、写真を撮影し「報告書を作成」するところまでが外壁打診調査の仕事です。
であるので、その報告書が第三者にちゃんと分かりやすく伝わる内容であるかどうかにも気を配っています。

高所での作業は誰しもが出来るわけではなく、確認しているのは私です。
ですので仕事への正確性は調査の時と同じくらい報告書の作成にも求められます。

イ:なるほど、徹頭徹尾「正確さ」が求められている仕事なのですね。

菅原:正確性は本当に大事ですね。
たとえば、今までの現場経験も手伝って、ほとんどの場合自分の判断で異常箇所を確認できるのですが、中にはそれでも自分だけの判断では難しい箇所も出てきます。

イ:そういった場合はどうするのでしょう?

菅原:調査範囲の近くにいる作業員に確認を手伝ってもらい2重のチェックをします。
より正確性を追求するためには、時として独自の判断を過信しすぎないことも大事な要素です。

1段1段、慎重に魂込めてチェックする、
外壁の「打診調査」も弊社ユニースにお任せください

イ:最後になってしまうのですが、今高層ビルの外壁調査を検討されている方に対し、菅原さん自身、ひいては弊社ユニースをアピールしてもらっても宜しいですか?

菅原:打診調査・報告に関して、何か”特別”なセールスポイントって思い当たりませんね。

と言うのも、外壁の打診調査に求められていることは、

経験に基づいた「正確な調査と調査書の作成」に尽きる

からです。

もちろん、正確なデータを計測するためにも「安全性は第一」にすることは大前提。
経験を積んだからと言って現場を軽視する態度で仕事に臨むことは厳禁です。

その上で一段一段、少しの異常も見逃さないように『魂を込めて』打診調査を行っていきます!

イ:今日はありがとうございました!

いかがでしたでしょうか?
経験がモノを言う、「打診調査」ではありますが、その上で菅原は正確性の大切さを何よりも重要視し、外壁の打診調査に挑んでいることがお分かりいただけたのではないでしょうか?

菅原をはじめとし、弊社はお客様が普段いくことの出来ない高所での作業を仕事としているため、仕事に対し、どこまでも誠実に取り組む必要があると考えております。

補修工事や、計画修繕に伴う高所の外壁調査を必要とされていたら、是非とも弊社にお話しをお持ちよせください。