タイルの浮き調査方法や費用について解説 タイルの調査・補修ならユニースにお任せください

   

コラム, 外壁タイル調査

東京都北区赤羽を中心に、ロープアクセスによる外壁調査・補修・改修工事を手がける株式会社ユニースです。

弊社では、建物の外壁タイルについて日々様々なお問い合わせをいただいています。

建物の外壁や床に使用されるタイルは、時には浮いたり剥がれたりすることがあります。そんな時に、タイルの浮きを正確に調査し、適切な補修方法を見つけることが重要です。

本記事では、タイルの浮きを調査する方法や費用について、わかりやすく解説しています。浮き調査の方法はいくつかあり、専門家による診断やセルフチェックの方法を紹介しています。また、調査にかかる費用や、補修費用を抑えるポイントも詳しく説明しています。

この記事を読むことで、タイルの浮き調査に必要な知識や費用の目安が把握でき、安心して補修を行うことができるようになります。さらに、タイルの調査・補修をお任せできる業者の選び方も解説していますので、最適な業者選びにも役立ちます。

タイルの浮きが気になる方は、ぜひこの記事を参考にしてください。確かな知識と情報を得ることで、タイルの浮き問題を解決し、美しい外観や快適な生活を取り戻しましょう。お家のタイルの調査・補修に関する悩みは、この記事で解決できること間違いありません!

外壁タイルが浮いてしまう原因

外壁のタイルが浮く主な原因は6つあります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

経年劣化

外壁タイルは、年月が経つにつれて劣化が進みます。長期間にわたる紫外線や雨風の影響で、タイル表面の強度が低下したり、接着剤の効果が弱まることがあります。

これらが原因でタイルが浮いてしまうことがあるので、定期的なメンテナンスが大切です。

湿度・温度差

湿度や温度差が激しい場所では、外壁タイルの浮きが起こりやすいです。特に朝晩の寒暖差が大きい場所や、日中の湿度変化が激しい地域では、タイルや接着剤に負担がかかります。

このため、外壁タイルの選定や施工方法に注意が必要です。

地震などの揺れ

地震や風などの揺れも、外壁タイルが浮く原因となります。建物に加わる力が、タイルや接着剤にダメージを与えることがあります。

地震対策を施した建物や、耐震性能の高いタイルを選ぶことが重要です。

施工不良

施工不良も外壁タイルが浮く原因の一つです。接着剤の塗布が不十分だったり、タイルの取り付けが適切でない場合、浮きが発生します。

確かな技術を持つ職人に依頼し、適切な施工が行われるよう注意が必要です。

凍結と融解

冬季に凍結と融解が繰り返されると、外壁タイルが浮く可能性があります。水分がタイル内に入り込み、凍結融解の繰り返しでタイルが剥がれやすくなります。

寒冷地でのタイル選びや施工方法には、十分な配慮が求められます。

鉄筋のサビ

鉄筋のサビは、外壁タイルの浮きを引き起こす原因のひとつです。水分が侵入し、鉄筋が錆びると膨張が起こります。この膨張によってタイルに圧力がかかり、結果として浮きが発生することがあります。

適切な防水対策や、定期的なメンテナンスで鉄筋の状態をチェックすることが、タイルの浮きを防ぐポイントとなります。

タイルの浮きの種類

タイルの浮きには、「陶片浮き」「下地浮き」「複層浮き」の3種類あります。それぞれ詳しく解説していきます。

陶片浮き

陶片浮きとは、タイルの表面が剥がれて浮いてしまう現象のことを言います。タイル表面の釉薬が劣化して剥離することが主な原因です。

陶片浮きが発生した場合、見た目が損なわれるだけでなくさらなる劣化につながることがあるため、タイルを張り替える必要があります。

下地浮き

下地浮きは、タイルと下地材との間で浮きが生じる現象を指します。接着剤の劣化や施工不良が主な原因となります。

下地浮きが進むと、タイルが剥がれるリスクが高まるため、定期的な点検や適切な施工が重要です。

複層浮き

複層浮きは、タイルの表層と下地の両方で浮きが発生する現象です。施工不良や材料の問題が原因となることが多いです。

複層浮きが進行すると、タイルの剥離や破損のリスクが高まります。適切な施工や材料選び、そして定期的な点検が必要となります。

タイルの浮き調査に用いられる方法

タイル浮き調査に用いられる方法は、以下の5種類です。

目視調査

目視調査は、タイルの浮きや剥がれを直接目で確認する方法です。裸眼や拡大鏡を用いて、タイル表面の状態や接合部の異常をチェックします。

初期段階での浮きや劣化を見つけるため、定期的な目視調査が重要です。

打診調査

打診調査は、タイルを軽く叩いて音を聞き、浮きの有無を判断する方法です。浮いているタイルは、他のタイルと異なる音がします。

精度の高い調査方法です。

赤外線調査

赤外線調査では、赤外線カメラを使ってタイルの温度分布を調べます。浮いたタイルは熱の伝わり方が異なるため、温度分布の変化で見つけることができます。

はつり調査

はつり調査は、タイルの一部を取り外して、下地や接着剤の状態を確認する方法です。タイルの浮きや剥がれの原因を特定するために行われますが、壁などを壊す必要のある調査方法なので注意が必要です。

引っ張り調査

引っ張り調査は、タイルに引っ張り力を加えて、剥がれる力に耐えられるかを調べる方法です。この調査により、タイルの接着力が適切かどうかを判断できます。専用の引張試験機でタイルを引っ張り、タイルが剥がれる際にかかる力を数値で確認できます。

タイルの浮き補修の方法

タイルの浮き補修の方法は以下の5つです。具体的に解説していきます。

エポキシ樹脂注入工法

エポキシ樹脂注入工法は、浮いたタイルと下地との隙間にエポキシ樹脂を注入し、固定する方法です。樹脂が硬化することで、タイルがしっかりと固定され、浮きが改善されます。

アンカーピンニング工法

アンカーピンニング工法は、タイルの浮きを金属製のアンカーを用いて固定する技術です。アンカーをタイルと下地に打ち込み、タイルをしっかり固定することで浮きを補修します。

張替え工法

張替え工法は、浮いたタイルを取り外し、新しいタイルに張り替える方法です。タイルの浮きや剥離が大規模な場合や、表面が劣化している場合に適した補修方法です。

タイル除去Uカットシーリング工法

タイル除去Uカットシーリング工法は、浮いたタイルを取り外し、U字型にカットした溝にシーリング材を充填する方法です。これにより、タイルと下地との隙間が埋められ、浮きが解消されます。

外壁複合改修工法

外壁複合改修工法はピンネット工法とも呼ばれています。既存の外壁仕上げ層を存置したままアンカーピンと繊維ネットを複合して用いて補修します。仕上げ層の剥落防止と既存仕上げ層の一体化が可能です。

タイルの調査や補修に掛かる費用について

タイルの浮きの対処をする際、その費用も気になるところ。調査と補修、それぞれに掛かる費用については、以下を参考にしてください。

タイルの調査にかかる費用

タイルの調査費用は、調査方法や対象範囲、建物の規模や状況によって変動します。一般的に、目視調査や打診調査などの基本的な調査は比較的安価で行えますが、赤外線調査や引っ張り調査などの専門的な調査は費用が高くなることがあります。

また、調査対象が広範囲である場合や、高所作業が必要な場合は、費用がさらに上がることが考えられます。

具体的な金額を出すのは難しいですが、一般的には数万円から十数万円程度が相場とされています。最終的な費用は、調査業者との相談や見積もりを取ることで確定します。

タイルの補修にかかる費用

タイルの補修費用も、補修方法や範囲、建物の規模や状況によって異なります。エポキシ樹脂注入工法やアンカーピンニング工法などの部分的な補修は、費用が比較的抑えられることが多いです。一方、張替え工法や外壁複合改修工法などの大規模な補修は、高額になることが予想されます。

また、建物の構造やタイルの種類、アクセスの良さなども費用に影響を与えます。補修費用は、数十万円から数百万円程度まで幅広い範囲で変動することがあります。正確な費用は、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することで判断できます。また、補修工事に伴う追加費用や、維持管理費も考慮する必要があります。

安価で素早いタイル調査・補修ならロープアクセスのユニースにお任せください

タイルの調査や補修について悩んだときにおすすめなのが、ロープアクセスです。なぜおすすめなのか、その理由をお伝えします。

タイルの浮き調査や補修にロープアクセスがおすすめ

ロープアクセスは、専門スタッフがフルハーネスを使用して宙に吊るされながら作業を行う方法です。この手法には多くのメリットがあります。

まず、足場を組む必要がないため、足場の設置費用が節約できます。また、すぐに工事を開始できるので、工事期間を短縮したい場合に最適です。ロープアクセスでは、安全帯や保護帽子を着用し、作業指揮者の監視が行われるなど、安全性に十分配慮されています。さらに、スタッフは資格取得やレスキュー訓練を受けることが多いため、事故発生件数は非常に少ないです。

このような理由から、タイルの浮き調査や補修にロープアクセスを選ぶことをおすすめします。

分かりやすい報告書や安全・安価なロープアクセスでの施工ならユニースにご相談ください

タイルが浮いたり剥がれたりしたときは、専門家に相談・補修作業をしてもらう必要があります。

ユニースは、ロープアクセスを用いたタイルの調査や補修に実績が豊富です。タイルの浮き調査や補修にお悩みの方は、ぜひユニースにご相談ください