雨漏りはなぜ修繕が難しいのか?
コラム, 外壁修繕, 雨漏り 2020.2.13
東京都北区赤羽を中心に、ロープアクセスによる外壁調査・補修・改修工事を手がける株式会社ユニースです。
大雨の時に天井からポタポタ…まさかの雨漏り?!その原因は建物や外壁の経年劣化だけではなく、場合によっては施工不良などいろいろと考えられます。そこで今回は「この雨漏りを何とかしたい!」と切に願っている方々に、修繕にまつわるリアルな話や業者選定のポイントなどをお話したいと思います。
この前直してもらったのに、また雨漏り!こういうことってあるの?
一度は直した雨漏りがまた起こってしまう事は多々あります。しかし、これは前回直した所とは別の箇所であるケースがほとんどです。建物の劣化は全体的に進行します。一箇所が雨漏りしたという事は、近い将来に雨漏りになり得る箇所が他にも複数あるという事です。ただ、それがどこなのか、そしていつなのかは細かく調べて見ないとわかりません。雨漏りというものは目視で原因を特定できない場合も多く、また雨の侵入経路も何百何千パターンとあります。いつ起こるのか予想できない雨漏りと付き合うよりも、思い切って屋根や外壁を大規模修繕するという選択肢もあります。その都度雨漏りした所を直すのか、あるいは前もって全部直してしまうのか。建物の長期的な計画に合わせて、適切な対策をすると良いでしょう。
雨漏りを直したいとき、何を基準に業者を選べばいいの?
雨漏りを直したい時の業者選びの基準は
1、雨漏りに関する知識と修繕の実績が豊富なところ
2、実際に作業にあたる職人の腕が良いところ
3、対応が誠実なところ
この3点を基準に選べば良いと思います。
1に関しては業者として修繕の経験がどのくらいあるかということです。一口に建設業者と言っても多種多様で、それぞれに得意不得意分野があります。修繕を専門にやっているところでも、雨漏りの修繕はやったことがないという場合もあります。依頼をする前に、ストレートに「今までで雨漏りを直した事はありますか?」と聞いてしまって良いでしょう。
2に関してはなかなかわかりにくい部分ではありますが、やはり修繕は人の手で行うものなので、施工がずさんであったり明らかに手抜きだったりしたらすぐにまた同じところから雨漏りしてしまいます。ひどいところでは、雨漏りの箇所にシーリングを塗り込むだけで終わらせてしまうところもあるそうです。これではその場しのぎの応急措置でしかないので、すぐにまた雨漏りしてしまいますよね。地域に密着した業者であれば近隣の口コミを参考に、またホームページを持っている業者であれば評価などを参考にして業者の腕をみるのも一つの手です。
3に関しては、まず「雨漏りを必ず止めます」と言っているところは、信用しない方がいいでしょう。経験豊富な業者であればあるほど、雨漏りというものがいかにやっかいなものかを知っています。先にお伝えした通り、完璧に直したつもりでも数カ月後には他の箇所からまた雨漏りが…なんとこともありますし、中には同じところからまた!なんてこともあります。雨の侵入経路も無数にあるので、雨漏りの修繕に関しては断言できることが本当に少ないのです。私たちができることと言えば、現状を正確に伝えることと、修繕の計画や方法を事前にきちんと説明することです。医療で言うインフォームドコンセントですね。「よくわからないことをされた」という“もやもや”が残らないように、お伝えできることは全て伝えるというスタンスは信用に値するかと思います。
家の場合は、実際に建物を建ててくれた工務店に頼むのがいいの?
住宅を建てるハウスメーカーや工務店。実は持っているスキルとノウハウが修繕とは全然違います。ただ、建前としては「できますよ」という対応をとる業者もあります。その建物の構造を把握しているので、その点ではアドバンテージはあるのですがあくまで理論の話です。実際に雨漏りを直す知識や技術は実践によってしか培われません。なので、雨漏りの修繕を業者に依頼する場合は、建ててくれたところというよりは「雨漏り修繕の知識と経験が豊富な業者」を選ぶようにしましょう。
ビルやマンションの場合は、まずはそこを建てた施工会社に頼むのがいいの?
ビルやマンションなどの場合は、まずは施工業者に連絡!と思ってしまうオーナーは多いでしょう。しかしビルやマンションの規模にもよりますが、大きな建物であればあるほど施工業者も大手であることが多く、雨漏りのような修繕に対応をしていない場合が多いのです。施工業者は設計もしているので構造上の把握はしているのですが、それも机上の話です。実際に使われてからの状態や中身を知っているわけではないのです。そのような意味でいうと、住宅の場合同様に修繕の実績が多数ある業者に依頼するのがお勧めです。また雨漏りは対応の早さも重要なポイントです。次の大雨はいつ来るかわかりません。対応の早い信頼のおける修繕業者があればベストでしょう。
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以上、雨漏りの修繕に関して多少は理解いただけたと思います。老朽化の進んだ建物はあちこちに不具合が起きてきくるものです。雨漏りはわかりやすい例ですが、他にも見えない部分で問題が起こっているかもしれません。
ユニースは雨漏りの原因究明のために、ロープアクセスによる細かいアプローチができるだけでなく、雨漏り診断士という雨漏りのエキスパートが調査に当たりますので、スマートに雨漏り問題を解決に導くことができます。調査から修繕までをワンストップで行うことができるのも弊社の強みです。雨漏りでお困りの方は、是非一度ユニースにお問い合わせ下さい。