ビル・マンションオーナーが雨漏り補修に対し、注意しなければならないこと。
コラム, 雨漏り 2019.9.30
東京都北区赤羽を中心に、ロープアクセスでの調査・補修・改修工事を手がける株式会社ユニースです。
今日はビル・マンションに起こりうる”特有”の雨漏りの原因に関し、
管理者様、オーナー様は「どのような点に注意を促し、修繕・補修を考えなければいけないのか」ご説明させていただいた上で、
弊社の得意とするロープアクセスを用いた雨漏り補修・修繕が「足場を組む」補修工事と比較した時、スピード面・コスト面でどれだけ優れているか。
をご説明させていただきたいと思います。
特に最近は建設ラッシュ後の未補修のビルなどにおいて「外壁のタイル剥がれ」や、「設備の老朽化」が深刻化してきておりますので、築10年以上のビル建物を管理されている方には是非ご一読して頂きたく思います。
「一戸建て」の建物には見られない、ビル・マンションの雨漏りの原因とは?
まず前提として、戸建てとビル・マンションでは雨漏り・漏水への対策方法が異なっていることをご説明させて頂きます。
高層の建物の防水対策は、1言で言えば「防水機能が備わった素材に頼る」ことに終始していることが特徴的です。
分かりやすい例を出すのであれば、建物の”屋根”の構造が顕著な例です。
戸建てに見られる”傾斜のついた屋根”は雨を地面に落とす役割を果たしてくれますが、
一方でビルやマンションに見られる”陸屋根”は、表面が平面、雨をそのまま受け止めてしまう造りになっています。
陸屋根には勿論のこと、防水シートや露出した防水層を実装することで雨への対策が施されているのですが、例えば15年から20年の間、雨を受け続けることで、それらの防水対策は劣化が進んでしまうのです。
防水層が弱ることは、そのまま「雨漏り」の原因に直結するため、定期的なメンテナンスが必要になります。
屋上のメンテナンスには、「保護コンクリート」を上から被せる対策を行うことで耐久性を維持し続けることが可能になります。
「ロープアクセス」の活躍が期待できる、雨漏り対策箇所「シーリング」
上に書いた屋上の防水層の劣化の原因は、”雨”だけではありません。
露出した防水層のシートは、”紫外線”によってもまた、機能が低下してきてしまうのです。
そして、紫外線により防水性・機密性が劣化してくる箇所は、東や南、日光が直接あたる方角の窓枠やベランダまわりに用いられる「シーリング」にも同じことが言えます。
シーリングは屋上の防水層よりも劣化が早く、その寿命は「約10年」。マンションに用いられる部材の中でも特に耐久性に弱い部分とされています。
劣化してしまったシーリングは新しいものに変える施工を行う必要があるのですが、
このシーリングのメンテナンスは、実際に人が登れる屋上と違って、弊社の「ロープアクセス」による修繕が活躍する分野でもあるのです。
ロープを使わない場合、足場を組み、1階ずつシーリングの交換を行う必要があるのですが、
ロープアクセスであれば、屋上より1本ロープを垂らし、その線上でシーリングを交換することで全ての階のメンテナンスを一気に解決することにつながり、
費用を安くすることまでもが可能であるのです!
「竪樋」の雨漏りメンテナンスに、ロープアクセスが力を発揮します
他にも、雨水を下まで誘導する機能を持つ「竪樋」の連結部分が途中で外れてしまっているケースなどにも、ロープアクセスの役割が期待できます。
ビル・マンションの竪樋が外れているのは普段我々が確認することの少ない、外れてしまった部分に折り曲げが可能な”フレキ菅”をかませることで、竪樋の補修は簡単に行うことができるのです。
雨漏り診断師が確実な補修工事をご提案します。
ビル・マンションの雨漏りであれば1度弊社にご相談ください!
以上、マンション・ビルにおける雨漏り対策、(特にロープアクセスが活躍できる箇所において)メンテナンスが必要な箇所を見て参りましたが、
正直なことを申し上げれば、場所によって”ロープアクセス”より適した”施工方法”があることも事実です。
足場を組むことが難しい施工箇所全てにおいて「”ロープアクセス”が一番有用」。ということはなく、
たとえば古い建物などでは、屋上から下げる”ゴンドラ”を用いた施工に軍配が上がるケースも存在しますし、
少しややこしい話になってしまいますが、ゴンドラを下ろす時と同じセッティングの元にロープアクセスの技術を用いてメンテナンスを行うこともあります。
他にもロープと足場の併用が適切である現場もあるのです。
つまりは、その建物、修繕箇所によって「正しい」と考えられる施工方法は様々であります。
弊社の思いは、「ロープアクセス」のみを雨漏り修繕に勧めることではなく、
ビル・マンションの雨漏り修繕工事に対し、もっとも効果的なアプローチを提案することであります。
ビルやマンションの雨漏りにお困りであったり、質問があればお気軽にお声をおかけ下さい。
雨漏りに特化した診断師の入念な調査、判断の元、お客様のご希望に寄り添った「雨漏り修繕」のプランをご提案をさせて頂きます。